よだかの星

読み終えると毎回胸をえぐられるような

余韻が揺れます。

やさしい心とは、

美しい心とは、
いったい何者なのでしょう。

そういう心の持ち主は、

いつでも、
どの世界でも難を受けています。

自分の食糧である羽虫が自分に殺される

痛みに耐えられず、

自らを死へ迎わせる

よだかの心に触れるたび、

私はやさしさや美しさの

本当の意味が分からなくなってしまいます。

そして、せめてよだかのような心を胸の内に抱きしめて生きていたい

と自分の襟を正すのです。

草原のコトノハ

母たちの唄 益子由実 YUMI MASUKO

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