2017.08.28 04:31閉じた心に心が閉じている見ている景色も輪郭はぼやけ何を聞かれても上手く応えられない濃霧のように もたつく心を誰かに聞いてもらうにも何から話せばよいか分からず子どもの声も夫の言葉も浅い夢のように素通りするお気に入りの曲も場所も心躍らず濃すぎる青空が追い討ちをかける世の中のすべてが灰色に思える時があるそんな時…閉じた心を責めずにいたい閉じた心を他ならぬわたしだけは見守ってやりたい誰にも分かり得ぬわたしの孤独その...
2017.08.15 01:12祈り蓋を閉めた1月19日がどんな日だったか…もう、思い出せないけど、小さな祈りを込めた。再び蓋を開けるときに、平凡な日々と笑顔。・・・おばあちゃんもきっと込めた。今よりもっと、生きることに保証がなかった時代に季節を超えて出来上がっていくものはひとすじの希望だったと思う。味噌を仕込むことと、平和を願うことはおんなじ。・・・2017.8.15
2017.08.01 20:24喜びの大きさ夏休み前、一足先に海外に発った友だちを思って三女が言う。「まさくん、残念だね。今日のおたのしみ給食、食べられないんだよ。」長女が笑う。「ちっちゃいなあ。あんたの喜びは。」笑うな笑うな。海外でのバカンスとおたのしみ給食の喜びの大きさをどうやって比べられよう。彼女の世界はこの半径2キロ圏内の小さな日常に今、無限に広がっているのだから。