どう しようもなく

どうしよう…と思う時
どうにかしたい、という思いが働いている
体はぎゅっと縮み、胸の鼓動は速い。

どうしようもない…と思う時
そこに落胆が漂っただろうか
そこに悲しみが滲んだだろうか
しかし
力は抜け、両腕は開かれているだろう。

山は   海は   空は   風は
虫は   魚は   鳥は   生まれたての赤子は
どうしよう…と思うだろうか。
どう しようもなくそこに在るのみ。
力みもなく、思惑もなく。
ふところを開き
どう しようもなく
のびのびと
そこに在るのみ。

それだけで世界は完璧。。


草原のコトノハ

母たちの唄 益子由実 YUMI MASUKO

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